どこまでも、どこまでも終わりのない。
そんな夢の世界を観ているようでした…
まるでインスタで見るようなカラフルでポップな色とりどりの世界…
ラベンダーカラーに塗られたモーテルの可愛いこと…!!!!
フロリダの青い空
それに映える子供達や、お母さんのカジュアルでカラフルな洋服
お母さんの淡いグリーンの髪の毛
モーテルの近くにあるおもちゃみたいなお店たち
2時間たっぷり魅せられる色、色、色、、、、
それらは、まるでこの映画の中の子供達のようで、懐かしい気持ちが蘇ってくる。
わたしは物心ついた頃からマンション暮らしだった。
あのモーテルで遊ぶムーニー達のように、毎日学校から帰ったら自分のマンションや向かいのマンションであそんでたなぁ…!!!
13階まで続くらせん階段で「グリコ」をしたり、マンションの中で隠れんぼをしたり、知らないおうちにピンポンダッシュしたり、、、、
今、こうやって彼等のことを見ていると、結構大人の住人には迷惑かけたんじゃないかなぁ…🙈➰💦
と、いっても
あんなひどいことはしてなかったけどね!☆笑
そんな童心に帰るような作品。
そう…!!
これは、そんなムーニー達
子供の目線で繰り広げられる先です!
しかし、観ててヒヤヒヤする…
わたしが親だったら心臓が幾つあっても足りないな
そして、子供達の目線だけでなく大人の目線でも描かれている作品。
特に、ウィレムデフォー演じる支配人はよくぶち切れないな~と感心しちゃうww
ムーニーのお母さんは、まだ若くてピチピチのギャル!☆
子供と同じ目線で物事を考えてるような人。
だから、子供にとっては楽しくていいお母さん。
だけどこんなこと教えて、この子は将来どうなるんだろう…?と不安になる
子供だから許される事もある。
それが果たしていつまで通用するのか、、、
この親子、生来のもの天真爛漫さ。
明るくて、どこまでも純粋で正直で無邪気なところ。
わたしはとってもうらやましい。
だって、わたしにはない性格だから。
だけど、あまりにも違いすぎて観ててヒヤヒヤするし、イライラする。
だから、映像や撮り方はすごくすごく好みなんだけど、ハッキリ言ってストーリーが好きになれなかった。
それでも、惹きつけられずにはいられない。
そんな不思議な魅力をもった作品!!
たぶんこの監督さんがそんな人なんだろうなぁ…
ここからちょっとネタバレです…!!
ラストの向かうところ。
それは子供達にとっての夢の世界であり、素敵な終わり方
でも、そうしなければ耐えられない現実が待っていることに、
救いを感じられない自分がいたのも事実
マミーのラストを思わせるようでいて、希望はやはり少ないように感じる。
それは、お母さんがどうにもこうにも
子供のために改善しようという努力が見えないからかな…?
でも、これが世の中なんだろう
どうか、ムーニー達が幸せでいられますように…と願わずにはいられない…