kazu1961

寝ても覚めてものkazu1961のレビュー・感想・評価

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
3.8
「寝ても覚めても」
2018/09/1 公開 日本・フランス合作 2019-068

第71回カンヌ国際映画祭カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に是枝裕和監督の『万引き家族』と共にノミネート入りを果たした濱口竜介最新作です!
こんな恋愛映画見たことがありません。オープニングの出会いのシーンから引き込まれました!そして、胸がキュンとする恋愛を見ていたら、後半は急展開、女が本気で恋をすると。。。8年という時間は夢なのか、現実なのか。ほんとの自分は誰を愛してるのか。。
冒頭に牛腸茂雄の『SELF AND OTHERS』の写真が登場します。牛腸はポートレートの撮影を通じて「もう一人の人間」の影を追い求めていたました。まさに、この映画のテーマと重なり合う見事な複線です。
向かいあうこともなく二人の男女が並び立つラスト・ショットの美しさ。その答えは観客に委ねられました。
濱口監督のメジャー初作品、今後の作品が楽しみです。

4人の女性の日常と友情を5時間を越える長尺で丁寧に描き、ロカルノ、ナントなど、数々の国際映画祭で主要賞を受賞した「ハッピーアワー」で注目された濱口竜介監督の商業映画デビュー作。第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。芥川賞作家・柴崎友香の同名恋愛小説を東出昌大、唐田えりかの主演により映画化。大阪に暮らす21歳の朝子は、麦(ばく)と出会い、運命的な恋に落ちるが、ある日、麦は朝子の前から忽然と姿を消す。2年後、大阪から東京に引っ越した朝子は麦とそっくりな顔の亮平と出会う。麦のことを忘れることができない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。そして、朝子も戸惑いながらも亮平に惹かれていく。東出が麦と亮平の2役、唐田が朝子を演じる。
kazu1961

kazu1961