このレビューはネタバレを含みます
ながら見で鑑賞。タバコ業界って嫌われ者だからどんなふうに言いくるめるのか?と思いきや、ちょっと的外れな着地の仕方だった。
痛快なしっぺ返し、、でもないかなぁ。やってきたことが完全に良いことでもないから、いままでの流儀を通して復讐した、としか。
まあ主人公が勝つ、という図式は崩さなかったけれど、もともとが正義の人じゃないのでいまいち。
ストーリーよりもタバコの描写である。多分ハリウッドの法律で決まっているんだろうけど、タバコを吸うシーン、ケムリさえも見せないやり方が見事。こんなタイトルなんだからスパスパ吸うのかと思いきや、さっぱり出てこない。
タバコの箱だけが登場しただけで、まったくヤニ臭くないのに、タバコタバコと繰り返されるだけでタバコの映画にしてしまうのはさすがだ。
もっとも主人公がタバコを吸うイメージまでも薄くなってしまい、それどうなんだ? 彼にすればタバコを吸うイメージが定着しないので演技し通したんだから成功なんだろうけどね。
それなのにブラッド・ピットにはタバコを吸わせようとするあたり、アイロニックでいいね!