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シークレット・オブ・ハロウィンのmのレビュー・感想・評価

1.7
実際に大切にしていないのに「大切な人」と言うのは残酷だ。「友達だ」も「嫌い」も「可愛い」も「楽しい」も「死ね」も「愛してる」も全部全部ほんとうに自分が心からそう思ったときにだけ使っていい言葉だ



善人などいない。人は間違い、それを徐々に受け入れ、責任を負い、愛することを学んでいく。その理論は映画の領域でのみ機能するのかもしれない。自分の悪い部分を認めつつ、変わろうと努力する。言葉にすると簡単に思えるが実際にそれをしている人は稀だ。だから社会には邪悪な人間がたくさんいる。世界は自分の思うようには変わってくれないが、幸運なことに自分が世界の見方を変えることはできる。助けを求めて生き延びていれば、同じように迷い助けを求める誰かと共鳴することがある。彼の場合それは失敗した。嘆かわしく複雑で腹ただしいし悲しい。でも現実とはそういうものだ。タイミングが全てだ。それを逃したら一生その人に届かないということが起こりうる。私たちはみんな愛されるに値する。この映画は美しい映画ではないし、わたしはこれが好きではなかったけれど、共感とは別の形でこの映画に対しての感情を持った。怖いけれど、わたしも生きている限り、学び成長し続けるだろう
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