カワウソのアイサツ

アナと雪の女王2のカワウソのアイサツのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
4.5
IMAXで観ましたさ。
そんなもん、IMAXで観るに決まっとります!

ヘタレなIMAX上映作品群を蹴散らす勢いの素晴らスゴすぎる大作やと思ったけんですね。

そして、それは期待値をはるかに超えて、未知の旅へ~( ^ω^ )♬♬

松たか子の歌声の伸び、セリフの表現力たるや聴き惚れました。
神田沙也加ちゃんも、こんなにいいお仕事と才能を神様から与えられたのだから、どうかどうか頑張って欲しい。

字幕か吹替えかとなれば、一も二もなく吹替えを選び大正解でした。

ピエール オラフは居なくなったけど、今回のオラフの存在感はバチコーンでした。
急にイケボになる時も素敵でしたよ。
ロジャーラビットの昔から、ジャージャービンクスの不人気ぶりにも代表されるウザうるさいポジションのオラフも、こんなに愛しいキャラになるなんて、このスタッフ本当に凄いよ。

そんで、身体が熱くなって冷まして欲したがるヒトカゲも可愛くて可愛くて可愛かったです(語彙力)。

作品のテーマなどから、決して子供向きじゃなかった今作。
民族間の暗く重く血なまぐさい話を、まるで町内会の揉め事のようにサラッと描いてのけるアメリカという国に戦慄いたしました。

「こんな技術をもった剛腕(ゴウ〇ン)な国とは絶対に戦争をしたらダメだ!」と感想を言うと、皆不思議な顔をするけど、決して平和で晴れやかな内容の映画に納めなかったことで、あらためてディズニーの強大さを思い知りました。

そんなこんなでどんよりと震えていた私の暗雲を、能天気でやたらと尺をとる、エグいくらいドアップになりながら、クリストスとスベン両名が情感たっぷりに歌い上げる、消臭力かよ!!とツッコミたくなる歌謡ショーで、アタシの心もようやく春を迎えました。

もしも諸条件が許せば、IMAXで是非!!