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快楽殿の創造のRIOのレビュー・感想・評価

快楽殿の創造(1954年製作の映画)
4.0
媚薬のような映像がぐるぐる回転

突然の宝石丸呑みシーン
この作品に関しては何故か次にどうなるかが
よく分かるという怖い体感をした

とにかくシンメトリーがおしゃれすぎ
アンガーが緑で女性が赤とか
テラスで女性が立っているピンクが目に焼きついてる
ものすごいしつこさで顔顔の繰り返し

イギリスの詩人サミュエル・テイラー・コールリッジの
「クーブラ・カーン」に着想を得てるそうで
神秘思想や呪術的な儀式そのものを表現

内容を知っていたらもっと楽しかったかも
1798年の作品からのものだから何となく錬金術っぽいかな?
突然手を前に挙げて歩き出したフランケンシュタインが
持っていた壺にはおそらく不老不死の何かでしょうね
って感じました
画面のはしっこに仏像の影があったりして
エキゾチックな感じもある
アフロディーテがかわいい

いくつもの顔を重ねて重ねて
その先はいったい…?と思っていたら終了した 分かつたようで分かってなかった

手に特徴を持たせていた
勢いのある絵画みたい
青い月が人を纏っている 感性が好き
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