ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
コメディアンを目指すパキスタン人のクメイルと、セラピストを目指す大学院生のエミリーが、バーでクメイルのパフォーマンス中に歓声をあげた事から急接近し、ストーリーが展開します。
2人は会う度に惹かれ合っていきますが、2つの大きな病気(問題)が立ち竦みます。
1つは異人種間にある偏見の"病"。もう1つはそれらに追い討ちをかけるようにエミリーに襲い掛かる原因不明の"病"。
家族・恋愛・笑い・病気・宗教・文化と色々なテーマが複雑に入り乱れますが、上手くまとまってエンディングを迎えるところは見事です。
ゾーイ・カザンの映画は初めてですが中々存在感のある演技で素晴らしかったです。
エンドロールでエミリーとパキスタン式で結婚するシーンがありますが、どのように母親を説得したかなども映画にしてくれたら良かったです。