バッティ

ファースト・マンのバッティのネタバレレビュー・内容・結末

ファースト・マン(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

何が面白かったのかは分からん。


が、何か張り詰めていて、宇宙が美しく、航空が恐ろしく、ニールがこわばっていて、月に降りたって少し柔らかくなって、帰ってきた。何か、良かったな。

こう、普通なら、かの有名なアームストロング船長の名言を強調し尽くすだろうけど、全然そんなことしなかったな。というか、めちゃくちゃ自分の、自分の中の一歩だったんじゃないか。

あれ?そういうこと?なーにが大きな一歩じゃ、人類史の大きな一歩じゃなくて個人の心の折り合いの小さな一歩じゃ、的なことだったのか?この映画。そういうこと?いやぁ、わかんねぇな映画の解釈とか。

いやさ、俺チャゼル好きなんよ。で、何で好きなんかなーと思ってたらバビロン見た後に、チャゼルらしく辛気臭い映画だったって言ってる感想見てさ。あー俺辛気臭いのが好きなんだなー、って思ってたんだけどさ。そうじゃなくてさ。何か、こう、情けないほど内向きで、孤独で、そういう人間の心の描かれ方好きなんかもって。いやまぁそれが辛気臭いってことか。うん。

でも今回は何か、ほっとして終われたというか。welcome home して柔らかくなって終わったから良かったな。
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