めちゃくちゃ良い。思ったよりエモエモな映画だった。
フレームの外から会話の声が聞こえてくる。フレームはアップで樹や部屋の家具を捉える。アップばかりなんだけど構図がいいのか知らんが凄く良い。
家のそこかしこに宿った霊的な何かを感じる。

おじいちゃんの背中の丸さに驚愕した。

まだフォンタンの映画は1本しか見てないが、近年のラテン系作家の中では一番いいかも。

オールタイムベスト

先に見た二作があんまり合わなかったから期待してなかったけどこれは結構好きだった。家と木と生活、夢の話の反復。水で濡れた道に映る影とかカーテン越しの朝日がよかった。老人の皮膚から木の表面へ変わるショットもすごくいい。変わらず写真的だなと思ってたらプロジェクターで写真壁に投影して思い出話始めて完全にやっぱそうじゃん！！ってなった。あとやっぱ音の編集がすごーい。全体的にどの作品も固定と横の移動の多さ、対して縦の移動の少ない気がする、意図的？