クリプトン星人

メアリーの総てのクリプトン星人のレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
2.0
メアリー・シェリーの半生が薄っぺらく感じるのは美化しているから。
彼女の半生を描きたいのならありのままを描いたらいい。
それをしなかったのはフェミニズムによって男を悪にするため。
監督が描きたいのはメアリー・シェリーではなく自分の思想。
だから「何を見せられているんだ」となる。

チート環境かつ自由主義者のメアリーは出来の悪いなろう系の主人公のよう。
到底『フランケンシュタイン』を書けるような人物には見えない。
言葉の映画でもあると思うが刺さる詩は一つもなく、登場人物たちは造り物のようで、良くも悪くもエル・ファニングの好演は浮いていた。

史実や19世紀の歴史をググっていたほうがよっぽど有意義かつエンタメに富んでいそう。
得たものといったらトリビアぐらいのものだ。



有意義な動画↓

『メアリーの総て』エル・ファニングインタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=LOVEkSDrV4c