MURANO

SING/シング:ネクストステージのMURANOのレビュー・感想・評価

4.0
ストーリー的にすごい良かったとかではないのに、今回も結局「歌」で持ってかれちゃいました(^^;

相変わらずバスター・ムーンは利己的なヤツなのにね(笑)

15年も人前に姿を見せてない伝説のロックスターをステージに引っ張り出してくるなら、本来はもっともっともっと葛藤描かないと説得力に欠けるはず。

ただなぁ、どうにもニクいのは、その隠居したロックスターのライオン、クレイ・キャロウェイ役の声優が、なんとボノという!

そんな声優なんてやらなそうな大物を引っ張って来て、いい場面でU2の名曲を使えるんだから、それだけでもう勝ちですって。

前作は吹替版で観たんですが、僕も今回はU2目当てで字幕版をチョイスしましたから。

(吹替版観てないけど、ボノのところにB’z稲葉さんも見事な配役だと思います!)

あの状況で、♪But I still haven’t found what I’m looking for〜、と歌われたら、盛り上がらないわけがない。

前作で味わった、クライマックスでの歌による高揚感を、今回も変わらず味わうことが出来て、もはやそれだけで満足。

U2だけじゃなく、ゴールドプレイも、アリアナ・グランデも、生でライブ観たことがあるアーティストなので、曲への親しみは僕にとっては前作以上でした。

あと、この映画きっかけで、幼き我が子がビリー・アイリッシュを鼻唄で口ずさんでるのを聞き、なんかニヤニヤしてしまいました。

あんまり洋楽には興味ない人がこの映画によって、登場曲の原曲に遡ってくれるといいなぁとは、洋楽ファンとしてついつい思ってしまうところです。
MURANO

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