ジョン

羅生門のジョンのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
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音楽が登場人物の心情とリンクしてより没入することができた。先の見えない展開とメッセージはこの先もずっと残っているべき作品だなと感じた。
4人目の人でさえ盗んで逃げて嘘をついて、ある意味1番タチが悪いかもしれないけど人間ってそんなもんだし、多数派なのは現代でも変わらない。でもそれに気づいて顧みることはできる。最後の赤子がどうなるかはわからないけど欺瞞を知らないあの子が素直に生きられる世の中になることを願う。それもあの人、もしくは自分達生きている人間が作っていくべきものなんだと思う。
すごいパワーがある映画で心が震えた。
ジョン

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