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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのぴーとのレビュー・感想・評価

4.0
”ボストンよ強くあれ”
もう6年前の事件なのね、ボストンマラソンというとセットでこの事件の話題が取り上げられる。事件の詳細や犯人逮捕については『パトリオット・デイ』で予習してあるので犯人逮捕のニュースを見るボーマンの親族の様子と合わせて観ることができた。…たしかに犯人死亡は被害者からしたら良いニュースではあるが「そうだ!もうひとりもぶっ殺せー!!」と沸き立ってる光景は複雑だ…。

ジェフ・ボーマンという事件から英雄視された青年は知らなかった。両足を失うという重症からの再生物語はたしかに事件から立ち直る人々を象徴するモデルにしやすいね、本人の苦悩は息子を英雄にしたい母も知らず。

映画のヒロインという感じではなくそこらへんにもいそうなちょうどいい美人のエリンが良い。母も素行や態度に問題はあるけど根っからの悪い人ではないし基本みんなやさしいんだよね…やさしすぎて傷つけあうほどに。

『パトリオット・デイ』の後日談であった足を失って数年後にボストンマラソンを完走した人の話なのかなと途中までかんちがいをしていた。片足と両足では負担が倍どころではなく大変だろうけどボーマンもゆっくりでいいからマラソン走ってもらいたいなぁ…って美談を求めちゃう精神が彼を苦しめちゃうのかな…?いかんいかん…普通に生きる彼の姿から勇気をもらうだけでいいんだ。
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