めめ

犬ヶ島のめめのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.5
このセリフを言うのは何回目だろうという感じですが、やっぱりウェス・アンダーソン好きー!!
・犬のアニメーションがとにかく可愛い。冒頭の「この物語に登場する人物はそれぞれが母国語のみを話す」「犬の鳴き声は全て英語に翻訳されている」との前置きに心を奪われました笑
・音楽はウェスお馴染みアレクサンドル・デスプラ。和テイストだけどいつものオシャレさは失わずでめちゃくちゃ好き。
・日本が舞台なので日本語が沢山出てくるが、日本人としてみて不自然な文章が無かった。日本人がちゃんと監修したのを感じた。
・万人受けしない作品だと造り手も分かっていただろうにボイスキャストのが無駄に豪華なのが凄い。スカーレット・ヨハンソンは声だけでとんでもないいい女感を醸し出していて流石だった。
・物足りなさを感じたのは、スポッツとアタリの絆をもう少し描いて欲しかった点。
・もちろん日本愛は感じる作品だけれども、いまだに生体販売をやめない日本、日本のペット・動物の扱いに警鐘を鳴らしているのを感じましたね。(その問題は日本だけではないとは思うけど)「トレイシー」というアメリカ人留学生を登場させ、日本の政治家に反対を唱えさせたのはアメリカ人であるウェス監督が日本を舞台にして物語を描く上で自分を投影させたキャラクターなのかな。その上で日本への愛はもちろん感じましたから。
・日本語のキャストは日本人のはずが、トトロの糸井重里、風立ちぬの庵野秀明レベルで下手です。英語話者だと、この下手さってわからないのかな?笑
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