kazu1961

クルエラのkazu1961のレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
4.0
▪️JPTitle :「クルエラ」
ORTitle:「Cruella」
▪️First Release Year : 2021
▪️JP Release Date : 2021/05/27
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-297
🕰Running Time : 134分
▪️Director : クレイグ・ガレスピ
▪️Writer : アライン・ブロッシュ・マッケンナ、ジェズ・バターワース、デイナ・フォックス、ケリー・マーセル、トニー・マクナマラ、スティーヴ・ジシス
▪️MusicD : ニコラス・ブリテル
▪️Cast : エマ・ストーン、エマ・トンプソン、ジョエル・フライ、ポール・ウォルター・ハウザー、マーク・ストロング
▪️Review
🖋皆さんのレビュー通り、期待通りの完成度ですね!!彼女が“クルエラ”になった理由、そしてジャスパーやホーレスとの関係、そしてアニメ『101匹わんちゃん』へと続くエピローグ。独立した作品としても社会への復讐『ジョーカー』の優しい版または、ファッション映画『プラダを着た悪魔』のデザイナー版など楽しみ方は色々あると思います。でも1961年アニメ『101匹わんちゃん』を鑑賞してから楽しむとその細部まで様々な関係性やそこに続く伏線などが見えてきて、より楽しむことができます。

🖋ファッション業界とイギリスを舞台にしているので、とにかく映像も音楽もスタイリッシュ。冒頭のディズニーのマークから「白・黒・赤」という独特な色使いがなされていたりする拘りは良いですね。そしてイギリスならではのオートクチュールとパンクのファッション、数多く出てくるデザイン性の高い衣装が世界観を彩り、れがクルエラの個性にマッチしてディズニーならではの完成度の高い作品になっています。

🖋それとやはり見どころはオスカー女優“エマ”対決。主演のエマ・ストーンの“はじけっぷり”の凄い演技とエマ・トンプソンの尊大で存在感のある演技、両エマのぶっ飛んだ芝居は必見です。

🖋1961年アニメ『101匹わんちゃん』で感じた怖い、憎たらしいだけのクルエラからキャラクターの印象が大きく変わりました。悪役としてとても象徴的なキャラクターである反面、その考え方や反抗心、ハングリー精神、そしてそのたくましさの中に垣間見える繊細さが感じられる作品でした。『101匹わんちゃん』の系譜だけあって賢いワンちゃんたちが活躍してするのもミソですね!!

▪️Overview (映画. comより)
ディズニーアニメ「101匹わんちゃん」に登場した悪役クルエラの誕生秘話を、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン主演で実写映画化。パンクムーブメント吹き荒れる70年代のロンドンに、デザイナーを志す少女エステラがやってくる。情熱と野心に燃える彼女は、裁縫やデザイン画の制作に打ち込み、デザイナーへの道を駆けあがるため切磋琢磨する。そのままデザイナーへの道を進んでいくと思われたエステラだったが、カリスマ的ファッションデザイナーのバロネスとの出会いが、エステラの運命を大きく変えることとなる。夢と希望にあふれた若きエステラが、なぜ狂気に満ちたクルエラとなったのか。その秘密が明らかにされる。エステラの運命を大きく変えるカリスマデザイナーのバロネス役を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「美女と野獣」のエマ・トンプソンが演じ、「キングスマン」シリーズのマーク・ストロングらが共演。「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピーがメガホンをとった。2021年5月27日から劇場公開され、5月28日からDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。
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