スワヒリ亭こゆう

エンド・オブ・ステイツのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)
3.0
『エンド・オブ…』シリーズの三作目です。
1作目が面白くて、2作目がイマイチで、3作目はどっかで観た事がある凡庸な作品になってしまいました。
簡単に言えばハリソン・フォードの『逃亡者』ですね。そこに、いつものマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)の一騎当千の強さが加わってます。

このシリーズを観るとアメリカ大丈夫か?って思いますね。
1作目と本作を観るとアメリカ大統領を本気で殺しにきたらヤバいんじゃないの?って思ってしまいます。
この映画がプロパガンダ映画かは分からないですが、強いアメリカを取り戻したい!という思いがある気がします。アメリカの危機管理に対する注意喚起という健全なプロパガンダではなくて、みんなもマイク・バニングの様になって強いアメリカを作っていこう!一緒に戦おう!という風に感じます。

今までのハリウッド映画ではアメリカが如何に強くてカッコいいかを見せる作品が主流だったのですが、本シリーズではアメリカの弱さや窮地を見せるストーリーなのは斬新でした。
一方でマイク・バニングは過去のハリウッド映画の主人公と変わらず、無双状態の強さでアメリカを救う。
そこに観客はハラハラと安心感があってヒットした要因なのかなと思います。

でも、僕は1作目が良かっただけに2作目、3作目は残念に感じてしまいました。
ジェラルド・バトラーはどの映画でも強すぎますね😅