オーウェン

出口のない海のオーウェンのレビュー・感想・評価

出口のない海(2006年製作の映画)
2.0
反戦映画の形を取っているのは敵軍が姿を見せないことでもわかる。
となると自決という死に対する行き先を見定める、軍人たちの心情こそ真摯に描かれるべきものだ。

魚雷の中に人間が入って操縦士敵艦の中に突っ込む兵器。通称を回天。
これに乗る兵士たちは息苦しいほどの潜水艦の中を体感するが、残念ながら日本では金もなく忠実に再現とはまるでいかない。

潜水艦の外部も決して描かれないし、金の少なさをアイデアで生かそうというコンセプトは皆無。
俳優陣も印象には残りにくい。

邦画では潜水艦を使う映画は不可能なのだろう。
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