リチャード・レスター監督作品。
古代ローマ時代。マイケル・クロフォード演じる貴族セネクスの息子ヒーローは、隣の高級娼家の娘フィリアに恋するが、店に入れない。ゼロ・モステル演じる奴隷プセウドラスは、自由の身分の代わりに、フィリアをヒーローに世話することを約束するが・・・という話。
全編ドタバタのコメディミュージカル。いつも通りのリチャード・レスターの感じ。そして古いコメディ映画を彷彿とさせる。
ゼロ・モステルが喋り通しで、顔芸もあって面白い。作品の面白さにかなり貢献している。
終盤の騎馬戦車レースが最後の大団円に向かって盛り上がってて面白い。
エンドクレジットも『80日間世界一周』みたいでおしゃれ。
晩年のバスター・キートンが出ていて嬉しい。じいちゃんになってもいい声してる。
撮影がニコラス・ローグで地味に上手い。