あらすじは、コンゴで孤児だった子が、フランスに行き医学博士をとり、フランス永住権獲得のために、ど田舎の白人しかいない町で医者として働く流れなんだけどさ。
主人公のパパ、4人家族が立派すぎて、もう感動でした。
あるワンシーンで、黒人の医者が電話で呼び出されたと思ったら、ガセで、黒人だからって理由だけで銃で撃たれそうになるシーンがあって。
こんなのトラウマものだし、母国に帰りたくなるのに、それを笑い話にするなんて中々できないよ。
この映画はコメディタッチで明るい映画だけど、あくまで明るい部分を切り取った映画であって、本当は想像もできないぐらい壮絶で辛かったんだろうな。
ちょいちょい滲み出ちゃうアフリカ感が私的には激アツだった。例えばコンゴの悪名高いモブツお抱え医師になる可能性あって、モブツ出てきたーーーとか、教会でゴスペルでノリノリで歌っちゃうとか、なんかよく分からんけど親戚めっちゃ集まってくるとか、絶対どこかにいるブランド大好きアフリカ人登場とかとかとか。
あと、たぶん1970年代のど田舎フランス人は、フラ語がアフリカでこんなに使われてる事を知らない人も多かったんだろうな。コンゴのママ役にフラ語やさしく教えてあげようとするシーン、ありゃキレるわ笑笑
