【カッコーの巣の上で】を思い出す。
カッコーは患者から目線だがこれは赴任してきたばかりの女医さんの奮闘。
どんな医者も患者一人ひとりを観察し、寄り添い最善の治療も模索していくことが大切。
特に精神科は患者の癒しも必要かもしれない。
それに気づいたニーゼは自分が冷遇されようとも患者の尊厳を守りつつ、芸術療法にたどり着く。
すべての患者にこの療法が効果的だったわけではないだろうが、少なくても電気ショック療法などの暴力的な治療よりは患者に優しい療法だったに違いない。
人間の身体は神秘的なものだが、特に心と脳は解明されていない部分が多い。
いつか心と脳の苦しみから患者が解放される日はくるのだろうか。