サトミン

笑う故郷のサトミンのレビュー・感想・評価

笑う故郷(2016年製作の映画)
4.2
あらすじは、ネタバレになるので書きません。
技巧あふれる演出に加え、ワンシーンワンシーン衝撃的な映画でした。
キャスト、カメラ、脚本、無駄な会話も無く、すべての面で満点に近い。
最後のオチは個人的に気に入らないのでマイナス0.5点。
でもこれは正当な脚本ですので、あくまで個人的なこと。
主演の男優の演技がうますぎる。
他のキャストも、じょうずです。
登場人物も、田舎にいる人そのもの。
大盛況の講演が、回を重ねていうちにまばらになっていく様子が切ないし巧い。
のんびり牧歌的なイメージで観始めたら。。。
後半、ホラーかスリラーかぐらいハラハラドキドキ。
自分が監督だったら、最後の銃声と共にFINの字幕をいれる。
視聴者に想像させます。
原題の名誉市民が良い。
以下、特徴ありすぎる登場人物の紹介。
ダニエル・マントバーニ(オスカル・マルティネス) - ノーベル文学賞を受賞した作家。演技がうますぎる。
アントニオ(ダディ・ブリエヴァ) - ダニエルの旧友。田舎にいるいるタイプですね。
イレーネ(アンドレア・フリジェリオ) - ダニエルのかつての恋人でアントニオの妻。
フリア(ベレン・シャバンヌ) - ダニエルの熱烈なファンの若い女性。まさかの再登場で、口あんぐり。
ヌリア(ノラ・ナバス) - ダニエルの秘書。演技も役柄も優秀でスマートでした。
カチョ市長(マヌエル・ビセンテ) 田舎町にいる有力者には逆らえない。どこの地域でもこのような首長ですね。
ロメロ フリアの婚約者。頭悪そう。だから最後が怖い
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