むるそー

満月の夜のむるそーのレビュー・感想・評価

満月の夜(1984年製作の映画)
3.8
郊外で恋人のレミと同棲しているルイーズは、その暮らしに息苦しさを感じている。男友達も多くパーティー好きな彼女は、パリにもう一つ自分の家を持って、自由な暮らしを手に入れ、毎晩遊び歩くようになる。

自由でありたい、だから相手にも自由を許すというスタンスのルイーズが、最後にレミに他の相手がいるという理由でフラれ、泣き崩れるところに全てが顕れていると思う。結局自由でありたいというのは彼女の身勝手であって、他の女性と遊んでてもいいというのも彼が他の女性と遊ばないとたかを括ってた上での言葉なのだろう。パートナーに自分以外の相手がいるというのはどうしたってダメージを食らうものだ。ルイーズがそこに無自覚だったことに現実味があって、恋愛の普遍性を感じた

あとほんとに個人的な感情だけど、ルイーズみたいなフワフワ声高女が1番苦手だ、、追い詰められるとすぐ泣いて逃げるところもムリすぎる、、
むるそー

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