舞台は1950年代初頭のエストニア。
第二次世界大戦でドイツが敗戦。
ドイツ軍だったエンデルはソ連に支配されているヨーロッパの小国エストニアに逃れてきた。
そして身分を隠し学校の先生となり、フェンシングの指導を子ども達にしていた。
伝説のフェンシング選手がフェンシングを通して子ども達との絆が描かれている。
戦争中はドイツに支配され、終戦を迎えたらソ連に支配され…。
子供たちの父親や祖父達は秘密警察に連れられ暮らしは貧しく鬱屈した日々を送る。
そんな中、子供達にエンデルがもたらしたフェンシング。
キラッキラの子供たちの表情や瞳が美しくて。
身の危険を犯してでも子供達を思うエンデル。
エンデル役のマルト・アヴァンディが本当に素晴らしい。
実在の人物を好演。
とても良い映画でした。
クラウス・ハロ監督作品