このレビューはネタバレを含みます
実話を元にしているからか、映画全体を通して、記憶に残っているイベントの継ぎ接ぎという印象を感じた。
死別した彼にキョヌを重ねたという説明を面と向かって言うのではなく、手紙のみだったということは、キョヌから逃げるようなネガティブな別れだったのだろう。そして約束は守れなかったが、キョヌが自分のために木を植え直したことを知り、そこで初めて、元彼の幻想を振り払い、キョヌをキョヌとして見ることができたと思う。
個人的には、もう少し彼女個人のキャラクター(正義感の強さや、シナリオライターを目指すきっかけ等)を深掘りしてほしかった。