「こうなると思った。わかっていたけど、しょうがねぇ。」
泥臭すぎて、薄汚すぎて最高だね笑笑
皆さん、"極限状態でキレた主人公がガラスのコップを噛み砕く"映画はこれですっ!
これはヴァチクソ面白かったよ、まじで。
今まで観た、韓国バイオレンスアクションノワール物の中では ダントツにおもろかったぜ。
薄汚ねぇ社会の中で泥臭く暴れまわる主人公の構図が性癖なぐらい好きだから、これはかなりハマった笑笑
市長もクソ、検事もクソ、刑事もクソ、新人もクソ。
その中の大ボスである市長のクズっぷりがたまらなかったな〜。
派手に演説してるだけでもにじみ出てくる胡散臭さ!笑笑 なんかそのシーンの皮肉さ、まるでGTAっぽくもあった笑
「コクソン」の祈祷師を演じてた人だったんだけど、超ハマってた。
確か、ユーチューブにある予告編のコメント欄で誰かが言ってたんだけど、「素晴らしいヤクザ映画。ヤクザ出てないけど」。
そんな言葉がピッタリな映画だったな笑
出てくるのは刑事、新米刑事、検事、検察捜査官、市長、といった顔ぶれ。
でもやってることヤクザと変わんねぇ、、!!笑笑
主人公の刑事も、根は人望のありそうなんだけど、クズ。社会のクズよ、、笑
市長や検事の犬として社会の下を這いずり回り暗躍。
でもこの主人公の魅力は、というか この映画最大の魅力は、怒らせたら止まらない自暴自棄な暴れ馬ってとこだなっ。
見てる側も"えっ?えっ? 今やるの?!"とビックリしながらもスカッとするぐらい、どんな状況でも自暴自棄に暴れてくれる笑笑
韓国ノワールらしく、スタイリッシュなバイオレンスが炸裂して最高に気持ちいい笑
あともう一つ良いって思ったのが、確かにこの映画はずっと胸糞な状況ではあるかもしれんのだけど、なんか思い切りが良いと言うか 突き抜けてるというのか、もはやこの胸糞世界が笑えてくるんよなぁ笑笑
笑えるし、ムカッとするし、スカッとするし、泣けるし。
そんな感じっ。
ずっと探し求めてた理想の、泥臭暴走刑事映画はこれでした。