りょうすけ

X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディションのりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「X-MEN フューチャー&パスト ローグ・エディション」

オリジナル版を最後に観たのは10年前の先行上映の時なので通常版とどう違うのかはよく分からなかったが、こんなに面白かったのかと驚いた。
過去の自分に50年後の自分の意識を飛ばして戦うという点では「エブエブ」っぽいし、何よりもMCUより何年の先にタイムトラベルやマルチバースの様な展開に踏み入れていたのにも関わらず、当時そこまで騒がれていなかったように感じるのはまだそこまでアメコミ文化が発達していなかったからだろうか。2月に「マイティ・ソーDW」4月に「キャプアメWS」と「アメスパ2」があったことあり、アメコミが連続した2014年だったが、これらの良作(「DW」除く)の中でもアイデアと作品としての質はかなり高い作品だったと思う。
この展開が今後のMCUに取り込まれるのかどうかはわからないが、オマール・シーとエリオット・ペイジはまたいつか同じキャラで登場してほしいと思うし、マカヴォイとファスベンダーの2人もまた同じ役で見られたらなぁと思う。
個人的にはやはり実際の歴史の中にミュータントを取り入れるという設定の作り出し方が上手いと思う。ケネディがミュータントだったという設定やベトナム戦争にミュータントも従軍していた設定(確かウルヴァリンも兄貴とベトナムに行ったはず)は非常に秀逸だと思う。
終盤でマグニートーが野球場を運ぶシーン。あれは「X-MEN」シリーズだけでなく、すべてのマーベル映画、アメコミ映画の中でも5本の指に数えたいくらいの名シーンだと思う。
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