山田

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険の山田のレビュー・感想・評価

3.0
映画ドラえもんシリーズ37作目。
キャッチコピー「その友情は、10万年先まで凍らない。」
キャッチコピーがどれもこれも良い。観る前に心を惹かれ、観た後もシーンを重ねる事ができて心がホワッとする。
私が好きなフレーズは「10万年後に、助けてくれ。」「リングは、ひとつ。救いたい星は、ふたつ。」「本当の友だちと、ニセモノの友だち。何が違うんだろう。」

本作はなんとなくぬるいな、と思いつつぼんやり観てしまった点が多い。ちょっとジブリ感がある。絵柄が好みじゃない。置き去りにされたどこでもドアとバッテリー残量わずかのタイムベルトで不安材料はバッチリ。
どうせまた戻れなくなった〜ってなるパターンですねはいはい、といった気持ちで観てしまったけどこれが違った。

これがドラえもん界における時を超えた友情…
10万年後の救出劇…
あまり壮大な感じはしなかったけど、転がってた伏線の回収力にさすがに感動しました。あと音楽も壮大で良かった。
ヒョーガヒョーガ星のカーラとの友情というよりはユカタンならびモフスケとの10万年の友情。

途中スネ夫とジャイアンがカーラを責めたり、のび太が「どっちも本物じゃダメ?」と優しさを見せた時のあのふたりの無慈悲さがちょっとしんどかった。

ピーヒョロロープで作ったジャイアンの犬ぞりの犬の形が不恰好だった事と、感情のある探しものステッキがかわいかった。
山田

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