えりみ

バンコクナイツのえりみのレビュー・感想・評価

バンコクナイツ(2016年製作の映画)
4.3
劇場予告で知った空族と本作。
正直3時間の上映時間&特別料金に二の足を踏んでいましたがそろそろ東京では上映が終わってしまう、
パッケージ化の予定なしとの噂に意を決して劇場へ…
人の話で聞いたことはあっても実際に行ったことはないタイのディープスポットはどこも新鮮で時間は気になりませんでした。
遊び慣れた人にはお馴染みの景色なのかもしれませんが、パッポン通りの名前しか聞いたことがない(しかも20年前?)人間にはタニヤもスクンビットも初耳で東南アジアを旅行した気分(これを旅行というと女性・フェミニストに怒られそうですけど)。

バンコクばかりか東北の田舎イサーン、
しまいにはラオスまでロケ総距離は4千㎞とか。
個人的には話的に一番よく分からなかったラオスのシーンが画・音共に一番印象に残りました(^^;)
日本人にしか撮れない内容ながら、
風景や街の様子は現地に住んでないと撮れないんじゃないかと思わせる映像とのギャップに感心しきり。
役者らしき人は川瀬陽太ぐらいで、
主演のラック含めタイのお姉ちゃん達は現地の素人なのかもしれません。
公式サイトで主演の日本人オザワ役が監督だと知って驚きました( ゚Д゚)

タイ人娼婦と日本人の男たちが織り成すストーリーながら
(ちょっと期待してた)直接的性描写はなし。
代わり(といっちゃあ何ですが)にガンジャに覚醒剤、ケミカルドラッグ
(ラックとオザワが2人で行った島の映像がやけにキラキラしてたのはそのせいかと思って観てました)
など薬物描写はたっぷり。
セックス、ドラッグ、の後にちょっぴり銃も登場。
ロックンロールの代わりにクラブミュージックと謎のタイ音楽あり。
謎のタイ音楽けっこうハマりました。
コブシが聞いた民謡調だったり直接的でどぎつい歌詞だったりw
楽園を求めてやってきた在留邦人が使う
「沈没組」という単語だったり、
この映画に出てくる日本人にロクなのはいませんが、
唯一仁義を通しているしんちゃんがいたのが救いでした。
相棒ウィットとのコンビ芸もw
「ダイジョーブネー、ヨクアルコトヨー」

空族の前作「サウダーヂ」が気になってしょうがないです。
本作でイサーンの方言字幕が訛ってるんですが山梨弁だとか。
千葉の訛りかと思ってました😅
えりみ

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