半分まで視聴。
回想部分多め。
「ダブル・フェイス」が観たくなる西島秀俊らしい渋さ。
綾野剛の上腕二頭筋で揺らすチャーハンの中華鍋。
竹野内豊のイケボ。
美術小道具の楽しそうな感じ。
雪降ってるけど寒そうじゃない鋼メンタルなキャスト陣。
少し劇場みのあるキャスト動線。
中華料理、日本料理が沢山出てきて食いしん坊には、たまらん。
でも長い..
なかなか流れが向かっていかない..
という事で一旦ブレイク。
宮崎あおいの、
「こうしたらどうかしら」や、
「わたしも、あなたの作るレシピを見てみたいんです」
など、何でもないセリフで不意に涙がじわる。
自分をいつも見守って、時にフォローを通り越して叱ってくれる妻って、だいじやな。
儚い。
という事で、前半の記録でした。
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最後まで視聴。
ニノが料理し出すのがほぼ最後。
主役が実質二人になり、話の時間軸が膨大になり過ぎたせいで、焦点、ベクトルがぼやけた。
政治×サスペンス×料理×ヒューマンドラマ、という感触だったが、いまいち料理がタイトルほど全面に出なかった。
ラストレシピでもって話を大きく印象づけるシーンというものはなく、ラストレシピが出来るまでを延々と描いた感じだった。
前半は何となく美味しそうで楽しめたが、後半の政治問題が絡み出してから、
シリアス×湿っぽさが全面に出過ぎていてちょっと苦手。
ラストシーンで一番おいしそうであるべきビーフカツサンドを食べるニノの撮り方が、全然おいしそうに見えないのが決定的に残念。
涙が出るおいしさって表現をしたかったんだと思うけど、クダリのせいなのか色味のせいなのか動きやど正面過ぎるカメラ位置のせいなのか、ニノの芝居なのか、わからないけど。
ビーフカツサンドが生きていなかった。
おいしさを伝えるって、当たり前にできることじゃないんだなって、改めて痛感した。