Ryan

プリースト 悪魔を葬る者のRyanのレビュー・感想・評価

プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)
3.7
韓国の半分がキリスト教



ストーリー
信心深い女子高校生が交通事故に遭う。やがて彼女は精神に異変をきたし、自殺未遂を起こして昏睡状態に陥る。神父の男は、少女が邪悪な何かに憑依されたことを確信して、神学校に通う青年と共に悪魔祓いに臨む。


主演 カン・ドンウォン


迫力がヤバい。
鳥肌立つくらい別世界の悪魔祓いを見た気持ちになる。悪魔が弱そうに見えるのに役者の演技とカルチャーによってここまで新鮮な物が造り出せんだな。

悪魔祓いが始まるまでかなり退屈。
何故ならセリフとキャラクターの印象付を優先的に行う割には韓国特有のダークな雰囲気が希薄。
そのため悪魔祓い本当にできんの?と疑問に思うが、始まってからの怒涛の展開は鳥肌。
ある一つの事件だけを描ききり他の映画だと別の展開に発展させそうだが、今作はきっちり向き合う。
その純粋な描き方と大迫力の悪魔祓いだけなのに満足度が高い。

カンドンウォンの弱々しい演技からの成長過程が実に見ていて爽快。
ロケ地はミョンドンなのかな?日本人でも良く見聞きする地域なので親近感。パクソダムもこの時から異彩を放っている。

こんなに面白いのであればシリーズにして欲しかったくらいだ。
Ryan

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