ものもらい

哭声 コクソンのものもらいのレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.9
まず舞台が山間の田舎の村ってことでジメッとしててすごくよかった。土着の宗教みたいなホラーは訳わからないけど、雰囲気がすごくよい。
子どもが大変な目にあうのは子持ちとしては、目を覆いたくなるが、この子のお陰で映画がすごくいいものになったなと思う。乱暴な話し方や叫び声などとてもよかった。
タイトルも舞台の名前とダブルミーニングになっててよい。ハングルでも哭く声という言葉のタイトルなのか気になる。
主人公もホラーの主役としてはずいぶん頼りない小太りのお父さんで、ホラーと縁のなさそうなこの人が選択肢を次々に間違ってバッドエンドへむかって行く感じがたまらない。
人によって解釈が異なりそうな結末だけど、自分としては國村隼が黒幕とは思えない。何を信じるか、みたいなことがテーマだと思うがラストのあの姿はイサム君が望んでしまった姿を見せているんだと思う。聖痕とかあったし、すごい存在なのかも。
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