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メリー・ポピンズ リターンズのwisteriaのレビュー・感想・評価

4.5
劇場公開時以来久しぶりの再鑑賞をDisney+で。

これはリメイクでもリブートでもなく、リターンズ、続編になっている。舞台は前作から25年後の大恐慌時代のロンドン。あの時のバンクス家の長男マイケル(ベン・ウィショー)は3人の子を持つ父親になっているが、奥さんを亡くし、家まで失ってしまうかもしれない人生の大ピンチに陥っている。そんな時、またもや東風に乗って空からやって来たのはメリー・ポピンズだった。25年前と寸部違わぬお姿で……

んー、やっぱり良いですねー、メリー・ポピンズ☂️。今度のメリーはエミリー・ブラントでしたが、ジュリー・アンドリュースに劣らぬ気品と可愛いらしさ。Spit spot!

相方はバートから弟分のジャックに代わっていて、演じるのは今をときめくかのリン=マニュエル・ミランダだったのかー。2019年の初見時は『ハミルトン』や『イン・ザ・ハイツ』の天才だとは認識してなかったのですが、さすがの歌唱力に圧巻のパフォーマンス。割ってしまった器の中の入り込んでメリーと花やかに歌い踊るミュージックホールのシーンは目も綾なり!

脇を固めるぶっ飛んだメリーのいとこトプシー役のメリル・ストリープや悪どい銀行頭取ウィルキンズ役のコリン・ファースなども豪華。そして何より前作バートとドース・シニア二役を演じたディック・ヴァン・ダイクが本作ではドース・ジュニア役で再登場!元気に華麗なタップダンスを披露してくれてます。

正直言うと、劇場初見のときは前作があまりに好きだったのでけっこうがっかりしたんですよね。おいおい、せめて'Supercalifragilisticexpialidocious'か'Chim Chim Cher-ee'は歌わんのかーい、とか、えー、カメオでも良いからジュリー出ないの?とかとか。。

でもこれはリメイクじゃなく続編なのだからこれはこれでありかなと今回は素直に楽しめました♪そりゃ映像技術的には全然進歩していて凄く綺麗ですしね〜

本作もやはりラスト、家族の絆を取り戻し桜🌸と共に夢中になって風船🎈で空に舞い上がるバンクス家を見届けて、It's time!とメリー・ポピンズが西風に乗って傘☂️をさし去っていくところはハッピーな中にどこか物悲しさもあって、泣けちゃいますね〜😭
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