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藍色夏恋のkazu1961のレビュー・感想・評価

藍色夏恋(2002年製作の映画)
3.8
「藍色夏恋」
原題「藍色大門 Blue Gate Crossing」
2003/07/26 公開 台湾・フランス合作2019-051

台湾映画は、興行的に「大人以前、子供以降」の危うげな年齢にある男女の淡い恋心を描いた作品がほんと多いですね。
そん中でも本作は、グイ・ルンメイとチェン・ボーリンのデビュー作として知られる人気作です。
・・・思春期という特別な時間を生きている。もう子供ではない、といって大人でもない。人生のほんのある時期、微妙で危うい思春期の感情のなかで揺れ動いている・・・
この映画は彼らを終始温かくとらえていて、清潔感あふれるみずみずしい青春映画になっているます。
思春期の初恋、しかもハッピーエンドで終わることなく、未来へ持ち込むであろう2人の初恋を見事に描いた秀作です。
アンコール上映が決定するほど未だ根強い人気を見せている本作。“新たな台湾青春映画の傑作”として『GF*BF』『あの頃、君を追いかけた』といった近年の人気作のルーツとなっただけでなく、昨今ではLGBT映画の秀作としても再評価の機運が高まっているんですね。
それにてもキムタク!!台湾でも人気なんですね(笑)

高校生の男女の淡い恋模様をノスタルジックに描き、世界各国で評判を呼んだ台湾の青春映画。17歳の女子高生モンは、親友のユエチャンに頼まれ、ユエチャンが思いを寄せている水泳部のチャンにラブレターを渡す。しかし、チャンはモンに好意を寄せていた。チャンからアプローチを受けたモンは、親友を気遣って最初は相手にしないようにしていたが、チャンのまっすぐな姿勢に次第に心を開いていく。しかし、それでもなお、よそよそしい態度のモンに、チャンは苛立ち始めてしまう。そんなチャンに、モンは自身の抱えるある秘密を告白する。2002年に台湾で製作・公開され、大ヒットを記録。03年に日本でも公開され、話題を集めた。18年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。チャン役にチェン・ボーリン、モン役にグン・ルンメイと、本作の後に人気俳優として活躍する2人のデビュー作となっている。
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