サトミン

愛を綴る女のサトミンのレビュー・感想・評価

愛を綴る女(2016年製作の映画)
3.8
舞台は1950年。南フランスの小さな村。
盲目な恋に走ってしまう主人公ガブリエル。
母からの押し付けで村大工のジョゼと結婚。
腎臓結石と診断されたことでアルプスの療養施設で温泉療養をすることになる。
この温泉施設、とても興味あります。
森に囲まれていて、静かな温泉保養地なのでしょう。行ってみたい。
ガブリエルは、インドシナの戦地で重傷を負った将校アンドレと、その施設で出会う。
ここから、現実なのか夢なのかの展開。観賞中は現実としか見ていなかったが。。。
ピアノが上手な息子への想い。
故郷に一緒に訪れるジョゼとのラストシーン。
冒頭のピアノコンクールへ向かう途中のシーンが、あとでまたつながっていく。
いろいろな要素で深く染みわたっていく映画です。
主人公ガブリエル役のマリオン・コティヤール。
たくさんのヒット作に出演している名女優だったのですね。
「ミッドナイトインパリ」「マリエンヌ」でお目にかかっていました。
印象に残らないお顔です。
でも、体当たり演技で素晴らしかった。
全体的に透き通る風景で、挿入曲でもあったチャイコフスキーの「四季~舟歌」のような美しい映画でした。
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