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最後の追跡のkazu1961のレビュー・感想・評価

最後の追跡(2016年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-462
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋日本劇場未公開やけど、第89回アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされた隠れた秀作ですね!!60年代・70年代のクライム作品の匂いもあり、テキサスが舞台なのでウェスタンの匂いもあり、男臭くて悲哀的で面白い作品数でした。

🖋️現代のテキサス州を舞台に、所有していた牧場を銀行から返還してもらうために銀行強盗を繰り返している兄弟と、彼らの行方を追う定年間近の老テキサスレンジャー&相棒の対決を描いた西部劇テイストのクライムサスペンス作品です。

🖋️強盗を繰り返す兄弟と老レンジャーの両視点から描かれた脚本は素晴らしく、それぞれが犯行に至った経緯や定年間近の老レンジャーの執念などの心情描写が巧く描かれています。往年の作品を彷彿とさせるような丘陵地帯でのカーチェイスや銃撃戦は見どころ。

🖋️何と言っても名優67歳のジェフ・ブリッジスが老境のレンジャーを存在感抜群に演じ、クリス・パインとのラストのやり取りは互いの執念を感じさせる素晴らしいシーンになっています。

🖋️ある意味現実の過酷さを描き出した映画でもあり、悲歌的な作品ですが、その映像と演技に魅せられる作品でした。

😔Story:(参考: シネマトゥデイ )
舞台はテキサス。両親の農場が差し押さえられるのを防ごうと、タナー(ベン・フォスター)とトビー(クリス・パイン)の兄弟は銀行強盗を計画。むやみに血を流さないよう慎重に進めるが、出所したばかりのタナーの無鉄砲な行動のせいで計画に狂いが生じてしまう。一方、定年が近いテキサス・レンジャーのマーカス(ジェフ・ブリッジス)は、相棒のアルバート(ギル・バーミンガム)と一緒に捜査に乗り出す。

🔸Database🔸
・邦題 :『最後の追跡』
・原題 :『Hell or High Water』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2016
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 102分
・受賞 : ※※※
・監督 : デヴィッド・マッケンジー
・脚本 : テイラー・シェリダン
・原作 : ※※※
・撮影 : ジャイルズ・ナットジェンズ
・音楽 : ニック・ケイヴ、ウォーレン・エリス
・出演 : ジェフ・ブリッジス、クリス・パイン、ベン・フォスター、ギル・バーミンガム

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
家族の土地を守るため銀行強盗を繰り返す兄弟と、彼らを追う年老いたテキサス・レンジャーを描いたクライムドラマ。不況にあえぐテキサスの田舎町。タナーとトビーのハワード兄弟は、亡き両親が遺した牧場を差し押さえから守るため、連続銀行強盗に手を染める。慎重派のハワードが練った完璧な計画のおかげで兄弟は次々と襲撃を成功させていくが、刑務所から出所したばかりのタナーの無謀な行動のせいで次第に追い詰められていく。一方、定年を目前にしたテキサス・レンジャーのマーカスは、相棒のアルバートとともに事件の捜査に乗り出すが……。兄弟役を「インフェルノ」のベン・フォスターと「スター・トレック」シリーズのクリス・パイン、テキサス・レンジャーのマーカス役を「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジスがそれぞれ演じた。「ボーダーライン」のテイラー・シェリダンが脚本を手がけ、「名もなき塀の中の王」のデビッド・マッケンジーがメガホンをとった。
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