スープ大臣

ウインド・リバーのスープ大臣のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
2.0
分け入っても分け入っても真っ白。
その視覚効果と物語に入っていけないもどかしさで気付けば目の前は真っ黒。
その白と黒が織り成すモノクロセンセーショナルは何か物語の骨格に関係ありそうな気もするが、すぐさま初めてスキーに行った中学の頃を思いだし何て自分は勝手な人間なんだと落胆。
物語の伝えたいことの1つはそのような無関係思想へのアンチテーゼな気もするが何しろ中盤眠気で目の前が真っ黒になっていたから確証が持てない。
後半の銃撃シーンも迫力があり、名作と言われる「夕陽のガンマン」のようだった気がするがそもそも夕陽のガンマンさんを見ていないから分からない。
自分は何も持っていないし、何もわからないのか。
銀河のように広大な世界で風が吹き、僕の前髪を揺らした。