ニナが恐れや不安、母親のしがらみやプレッシャー、劣等感などから解き放たれて踊りを完成させてゆく様と現実と妄想が入り混じりながら精神が壊れてゆく様がすごい!
ナタリーポートマンの全身全霊の演技によって、ニナに魂が乗り移ったかのようで、観客の胸を締め付ける。最高の舞台を鑑賞した後のようなラストも良い。
だんだん鳥肌になる様子と狂気の黒鳥がすごい。怯えた白鳥から狂気の黒鳥へ、そして儚く散る。
ミラ・クニスもライバルであり、ニナにはない魅力のあるはまり役で良い。
何度か目の鑑賞でも感情移入と鑑賞後の感情は変わらない。