スワヒリ亭こゆう

リトル・マーメイドのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
2.1
ディズニー・アニメの実写化は概ね成功してきているんで本作も観たいと思い、アニメを予習し準備してから本作を観てきました。

本作の監督であるロブ・マーシャル監督の映画は『シカゴ』以来パッとしない印象です。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のペネロペ・クルスが出演している時ので監督したりしてますけど、完全に雇われ監督。『パイレーツ・オブ・カリビアン』では監督としての作家性の欠片もなく、または求められてもいませんでした。
本作も悲しいかな、そうなるかなって思っていたんですけど、黒人をアリエルに起用するという事をしましたね。
これがどういう『リトル・マーメイド』になるか、本作の評価の分かれ目だと思います。

僕は思うにアリエルっていうキャラは憧れの的な訳です。女心を持つ人ならやっぱり憧れるでしょう。
で、本作のアリエルは憧れの的になったんですかね?
あんまり美人に思えなかったんですよ。カール・ルイスかな?って何度か思ってしまいました。
僕の中でアリエルってアリアナ・グランデのイメージ。名前が似てるからっていうのもありますけど、そのアリアナ・グランデを超えてくるほどの役に合ってる感じはしませんでした。
黒人の女優を起用した事は別に構わないんですけど、もう少し可愛い女優さんの方が素直に観れた気がします。
もっと言えば黒人が主人公の物語がどんどん出てくるのが良いと思うんですよ。それを黒人の女優さんで実写化すれば何も問題ないんですけどね。

本作の話に戻ります。
アニメの楽曲を実写化して海の中のカラフルな映像化は観ていて楽しいと思います。でも、見どころはそれぐらいですかね。やっぱりアニメの方が良かったです。
人魚ってリアルにすると少し気色悪いし、生臭そうだな。とか余計な事に気持ちがいってしまいます。
アニメの方が気にせず観れますね。