マルケス

ヒトラーへの285枚の葉書のマルケスのレビュー・感想・評価

ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)
3.5
全体主義国家の恐怖がじわじわと迫ってくる作品だった。

戦場ではない市街地にも、監視と死が日常にある恐怖。自由に思ったことを言えず、息をひそめて過ごす緊張と閉塞の日々。ゲシュタポと親衛隊の冷徹さ(特に大佐役のミカエル・パーシュブラントがこわい)。
極めつけは処刑方法。あの時代でも斬首とは…。

ヘタなホラーよりずっと怖くて、二度目はムリだ。
マルケス

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