たかちゃん

ちんころ海女っこのたかちゃんのレビュー・感想・評価

ちんころ海女っこ(1965年製作の映画)
2.8
なにもない島。海女で観光客を呼ぼうと大看板を掲げるが、効果なし。左卜全が温泉を掘り当てるが、島民は欲に浮かれる。
前田は狂騒的な人々を描いても、どこか冷めている。笑えない喜劇となったのは、善人がおらず、覗きに夜這いと、浅ましい男ばかりで、女も軽い。意地の悪い人間描写。前田作品の中では好きになれない一作。石堂脚本の毒のせいか。山本直純の投げやりな音楽も足を引っ張っている。なぜか「渡辺のジュースの素」の段ボールが山積みになっていた。
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