菩薩

フランスの王女の菩薩のレビュー・感想・評価

フランスの王女(2014年製作の映画)
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大枠は分かる、ストーリーも分かる、でも細かいとこがとにかく…意味が分からん!かったので講義聞きゃちょっとはどうかなるかなとは思ったけど、やっぱりよく分からなかった。現代映画とはなんぞや?と思ったが、この場合の「現代」とは「現代」アートのそれなのだろうか、まさに「多様性」を楽しむ作品なのだと言うことは辛うじて理解できた。とにかく道(とか美術館)でKISS KISS KISS 、KISS KISS KISS、何処へも何処までも、つながる様な、色めく世界、麗しの時よ、してて、随分シャングリラしてんなぁと思ったけど、お前は誰のなんやねん!ばっかでもう…恋愛群像劇苦手人間としては非常にキビシー!くてこてっちゃん食いたくなったし、これが伝わる人はごく僅かだと思う、タケモトピアノって言えば分かるのかな。要するにこれこそが財津一郎の多様性であるわけで(嘘ですごめんなさい)、この映画も分からんからつまらんかと言ったらそうでもなく…むしろミニマルな構成なんか現代音楽的で、かと思いきや途中出てくる音楽は違う意味で現代的で、時間も短いしもう一回観たくてしょうがないし、途中まで「こんなの観たことない」って言おうと思ってたけど、ベルイマンの『夏の夜は三たび微笑む』が引き合いに出されて「あぁ!」ってなった。と言うわけで、繰り返しになりますが反復反復したいです…今日のところは白旗、ライヒ聴いて帰ります…。
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