偉大なるマルグリットを配信している動画配信サービス

『偉大なるマルグリット』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

偉大なるマルグリット
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

偉大なるマルグリットが配信されているサービス一覧

偉大なるマルグリットが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

偉大なるマルグリットの作品紹介

偉大なるマルグリットのあらすじ

1920年、パリからそう遠くない貴族の邸宅ではサロン音楽会が開かれていた。参加した新聞記者のボーモンは主役のマルグリット夫人の歌声に唖然とする。 彼女は絶望的なほど音痴だったのだ!しかし、儀礼的な貴族たちの拍手喝采を受け、本人だけが気付いていなかった―。野心家のボーモンはマルグリットに近付こうと翌日の新聞で絶賛、彼女を出演者としてパリの音楽会に招待する。本物の観客の前で歌う喜びに目覚めたマルグリットは、リサイタルを開くと決意、真実を告げられない夫のジョルジュが止めるのも聞かず、有名歌手から特訓を受け始める・・。

偉大なるマルグリットの監督

偉大なるマルグリットの出演者

原題
Marguerite
製作年
2015年
製作国
フランス
上映時間
129分

『偉大なるマルグリット』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.6
 1920年9月フランス、貴族の屋敷に向け、聴衆たちが連れ立って歩く中をアゼル・クラン(クリスタ・テレ)は足早に歩いていた。大きな門の前にある受付で彼女は、男爵夫人の前座で歌を歌うものですと受付係に話しかける。やがて彼女を迎えに来たのはデュモン家の執事であるマデルボス(ドゥニ・ムプンガ)だった。彼はアゼルの粗末な靴を見て、ステージではその靴を履き替えて下さいとお願いする。マルグリット・デュモン男爵夫人(カトリーヌ・フロ)の邸宅で開かれる「アマデウス・クラブ」という名の慈善イベントでは、第一次世界大戦の戦争孤児のために寄付を募っていた。さながらそこでは上流貴族たちの最後のリサイタルが繰り広げられていた。貴族たちが大勢招待されるその日の社交界には、大手新聞記者で辛口の左翼のリュシアン・ボーモン(シルヴァン・デュエード)も紛れ込んでいた。彼はブルジョワジーの豪邸を好奇な目で見つめているが、前座のステージに現れたアゼル・クランの姿に心奪われる。彼女のステージが大成功した後、次は本日の主役であるマルグリットの番だが、夫のジョルジュ・デュモン(アンドレ・マルコン)がまだ帰って来ていない。妻マルグリットは何度もマデルボスに夫は帰って来たか聞くが、執事の返事は冴えない。やがて主役のマルグリットが招待客たちの前に登場し、『夜の女王のアリア』を歌いだしたところ、聴衆はその歌声に唖然とする。彼女は絶句するほどの音痴だった。

 夫のジョルジュはステージが終わった頃に、気まずそうに顔を出す。彼の愛車はしばしばエンストするが、ジョルジュは一向に直そうとはしない。彼は妻が歌を歌い出す頃になると、決まって居留守を決め込む。夫は妻の音痴に真っ先に気付いており、寄付金目当ての貴族たちが妻の歌声を聴いて、半ばせせら笑うのを恥じている。彼は代々貴族の家柄だった世間知らずなマルグリット夫人の家に婿養子で入ることで、貴族の地位を手に入れた。彼は一見、浮世離れした妻マルグリットの趣味を受け入れているように見えるが、その実、妻の歌手願望が世間体を気にする夫には受け入れ難い。家庭での不平不満を彼は、あろうことか妻の友人であるフランソワーズとの不倫で埋めている。彼女とのピロー・トークの話題は専ら彼女の妻がどうして歌に執着するかだった。裕福な人物にはロクでもない人間たちが群がるというが、マルグリット夫人の周りに集まる人物も心底ロクでもない人物ばかりである。夫のジョルジュを筆頭にして、家柄は貧しいが野心と才能を持ったアゼル・クラン、自らの小説のタニマチを探していたリュシアン・ボーモン、そしてかつては人気の歌手だったが、今は集客力が落ち、汚れ仕事もこなす歌手アトス・ペッジーニ(ミシェル・フォー)らが自らの生活のためにマルグリットに取り入ろうとする。反吐が出るほど音痴な彼女の歌に熱狂したフリをし、誰も自分の本音を彼女に告げようとしない。

 今作は音楽的才能に全く恵まれなかったにも関わらず、その堂々として型破りな歌いっぶりで大人気を博した、アメリカのソプラノ歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにしている。彼女の歌は一音たりともメロディに追随せず、譜面度外視で歌われるにもかかわらず、何故か彼女はその型破りな歌いぶりで大変な人気を博した。リュシアン・ボーモンは当初、彼女の歌声に好奇の目を示すが、やがて彼女の純粋な少女のような思いに魅了される。そればかりか彼女に決して本心を言えなかった人間たちは、ステージでリサイタルをやりたいマルグリットの乙女心を前に自らの邪悪さを合わせ鏡のように突きつけられる。果たして今作のマルグリットは本当に自らの音痴さに気付いていなかったのだろうか?彼女の音楽活動は、愛する夫ジョルジュの目を引くための最後の手段だったように思えてならない。裕福な家庭に育ち、少しネジの外れた大人に見える彼女の言動や行動は、歌を通してしか女としての魅力をアピール出来なかった。彼女自身はその天才と狂気の境目を持ち前の純粋さで駆け抜けてゆく。第三者の好奇や欲望の目に対し、マルグリット・デュモンが倒れる前のほんの一瞬放った奇跡の美しい歌声こそがマルグリットの本質を据えるが、皮肉にもその後の彼女には残酷な運命が訪れる。少女のような瞳で夫の愛を求めていたヒロインに訪れた後味の悪いクライマックスにしばし絶句しつつも、天才と狂気の間を往来したマルグリットの人間力と残酷な生き様に打ち震える思いがした。
音痴ながらリサイタルを開くことを決意した貴婦人マルグリット。 旦那の男爵が後めたいのか、妻に頭が上がらないのか、ピリッとしない。 どっかで聞いた様な話だなぁと思いながら鑑賞して「裸の王様」を思い出した。 ヒューマンコメディと書いてあったので、勝手にジャイアンのリサイタルみたいなのを想像していたから、私は全く笑えなかった。 コレ全然コメディじゃないでしょ。 むしろ痛くて残酷。 少女の様に無垢で純粋で音楽を愛し、ただひたむきに努力した彼女に神様がくれた ほんの数秒のご褒美。 報われる思いがしたのは私だけでは無かったはず。 純粋なマルグリットだが、一本筋が通ったモノも持ち合わせているよう。 マルグリットは実は何もかも分かっていたのかも。
愛らしいマルグリット、人としてチャーミングだから、側で仕える執事は彼女の1番のファンだったんじゃないかな。
フランスのおばちゃんと言えばこの人!カトリーヌ・フロ(ほんまか)大好きな女優さんなんで迷わず鑑賞♪

「音痴」オペラ歌手の数奇な半生
カトリーヌおばさんは漏れなく絶妙に音痴でワロてしまいますけど、意外とマジメに「一途な愛」が描かれてる所にジワ〜ンとした

嘘が時には慈愛となり

真実が時には残酷となる

「音痴」というオモロな視点から、「嘘の矛先」をパラドックス的に展開させる、人間模様の交錯がお見事

誰が聞いても音痴やのに、なぜか人が集まる貴婦人ってのは、ドラえもんのジャイアンにも見習ってほしいくらいの人柄の良さが溢れていて、その彼女の生命の源、歌へと突き動かすもの、その原動力が「夫への愛」ってのがじわ~んと切ない

全力の求愛行動!

それを知ってるからこそ、執事たちの「嘘」が慈愛として機能するし

それを知らない夫の目線に移れば、彼の「嘘」は単なる裏切りとしてしか機能しないんですよね

その「音痴に纏わる2種類の嘘」を交錯させながら、1920年のフランスで、言葉通りの「奥さま」が、(屋敷の)奥から飛び出して表舞台に出て行こうと奮闘する、女性の成長の物語でもあるのが味わい深いな♪

音痴なオペラ歌手

ほんまかよ・・・って思ってしまいますけど、ストーリーは別として実在の人物から着想を得てるらしく、それをまた「すっ呆けおばさん」をやらせたら抜群なカトリーヌ・フロなもんやから、冒頭のツカミからして愛おしさが溢れ出ましたな!(コケー!)

映画としての肝となる「先生」が出てくるのが遅いし、若干スローな、じっくり見せる系の映画なんですけど、「いつバレるのか!?」が重点となってくる後半はドッキドキですw

夢と現実

それを引き裂く「嘘」の本質

個人的にはもうちょっとコメディしてくれた方が好みですけど、マジメなだけでなくて、意外と深い映画ですね

「音楽は観客が全て」

うん、映画も観客が全てやな~とか思いながら、誰よりも愛された音痴歌手マルグリットさんに、最後はめちゃくちゃ共感した♪

『偉大なるマルグリット』に似ている作品

マダム・フローレンス! 夢見るふたり

上映日:

2016年12月01日

製作国:

上映時間:

111分

ジャンル:

配給:

  • ギャガ
3.4

あらすじ

世界が憧れる音楽の殿堂 “カーネギーホール”。ここで、今なお“伝説”として語り継がれる一夜がある。1944年、フローレンス・フォスター・ジェンキンスの公演回だ。NY社交界のトップ、マダム・…

>>続きを読む

ゲームの規則

上映日:

1982年09月

製作国:

上映時間:

106分
3.8

あらすじ

公爵家の狩猟パーティに集まった面々。飛行家のアンドレ、公爵夫人のクリスチーヌ、その夫・ロベールと愛人・ジュヌヴィエーヴ、アンドレの親友・オクターブ。そこにクリスチーヌの小間使いや密猟監視人…

>>続きを読む

私は、マリア・カラス

上映日:

2018年12月21日

製作国:

上映時間:

113分

ジャンル:

配給:

  • ギャガ
3.5

あらすじ

むき出しの魂で歌い、愛した世紀の歌姫マリア・カラス。没後40年、未完の自叙伝や封印された手紙、映像・音源の数々が紐解かれる――。マリア・カラス本人の「歌」と「言葉」だけで綴られる“真実の告…

>>続きを読む

生きうつしのプリマ

上映日:

2016年07月16日

製作国:

上映時間:

101分

配給:

  • ギャガ
3.0

あらすじ

「話があるんだ」と思いつめた声で父から呼び出されたゾフィは、ネットのニュースを見せられて唖然とする。そこには、1年前に亡くなった最愛の母エヴェリンに生き写しの女性が映っていた。彼女の名はカ…

>>続きを読む