みちたろ

ランナウェイズのみちたろのレビュー・感想・評価

ランナウェイズ(2010年製作の映画)
4.4
映像も楽曲もまじで最高だった。走るジョーンを上から映して『THE RUNAWAYS』のタイトル出しもめっちゃクールだった。

ダコタ・ファニングはもちろん、クリステン・スチュワートがハマり役だった。ビジュアルも歌も演技も素晴らしい完成度だった。

ランナウェイズが解散して、シェリーと別々の道を歩んでから最初の曲が"I love rock’n roll”なのは心にくるものがあった。絶望から這い上がる叫びこそロック。ラストシーンもベタにせずサラッと終わらせるのもまた良かった。

エンディングの”Bad reputation”はジョーンの生き様を表しているようでもあり、悪評やドラッグが原因で音楽を辞めたシェリーと対になっているようで、曲自体はイケてるんだけど少し切ない気持ちになった。アブリル・ラヴィーンのカバーも好きだけど、やはりオリジナルは良い。シェリーはその後カウンセラーとして安定した人生を送れているようで安心した。ロックスターとしての重圧に耐えるには、ジョーンのような天賦の才が必要なんだなと改めて思った。

また”cherry bomb”が聴きたくなった。
他の曲も掘ってみたい。
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