kazu1961

バジュランギおじさんと、小さな迷子のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.9
▪️Title :「バジュランギおじさんと、小さな迷子」
Original Title :「Bajrangi Bhaijaan」
▪️Release Date:2019/01/18
▪️Production Country:インド
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-183
▪️My Review
ロードショーを見逃し、皆さんのレビュー・評価もすこぶる良く、ずっとDVDセルを待ってました!!そして、やっと鑑賞できました。
期待を持って臨んだ鑑賞、期待をずっと上回りました!!感動の嵐、号泣半端なかったです(涙)
そして、観終わったあとも心地良い余韻に浸ることができます。
オープン二ングののっけからとても美しいカシミールのシーン。その後の展開もロードムービーらしく、砂漠や山や渓谷といったインドの美しい大自然を観ることができるのも本作の醍醐味の一つです。越境後にパワンとシャヒーダの二人が夕陽を背景に砂漠を歩くとシーンは背景に流れる音楽と共に最も印象に残るシーンのひとつです。
その音楽もインド映画ならではの重要な役割を果たしています。軽快なリズムで楽しませるだけではなく、ストーリーの情感を深めることにも成功しています。本作の音楽はインド・パキスタンの融合になってるのもポイントですね。
そして何よりも素晴らしい脚本とストーリー!!国や宗教、人間愛についてのメッセージに感動させられます。「愛は国際問題も宗教問題もすべて終結させられる、超越したもの」、そんなことを痛切に感じさせられます。パキスタン・インドの民衆を巻き込んだラストは圧巻。そしてそこで起きた奇跡に感動の涙が止まりませんでした。
主演はインドの大スター、サルマン・カーン。今までの肉体美のイメージから全く違った純粋に真面目にそして、愛に生きる、そんな主人公パワンを見事に演じています。そして、何よりもオーディションで選ばれたシャヒーダ役のハルシャーリー、声を出せない6歳の少女を眼と表情だけの演技で見事に、本当に可愛らしく演じきりました。ほんと拍手ものですよね!!
とにかく素晴らしい本作、私のアーカイブでも上位にはいる作品ですね!!

▪️Overview
インド人青年と、声を出せないパキスタンから来た少女が、国や宗教を超えて織り成す2人旅をあたたかく描き、世界各国でヒットを記録したインド映画。幼い頃から声が出せない障がいを持つシャヒーダーは、パキスタンの小さな村からインドのイスラム寺院に願掛けにやってきた。しかし、その帰り道で母親とはぐれてしまい、1人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、正直者でお人好しなパワンだった。ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者であるパワンは、ハヌマーンの思し召しと、シャヒーダーを預かることにするが、彼女がパキスタンのイスラム教徒だと分かり驚がくする。長い年月、さまざまな部分で激しく対立するインドとパキスタン。しかし、パワンはシャヒーダーを家に送り届けることを決意し、パスポートもビザもない、国境越えの2人旅がスタートする。主人公パワンをインド映画界の人気スター、サルマーン・カーンが演じる。
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