神父が自殺したの観る
１７世紀イタリア
自殺は許されず正式な埋葬は
行えない。困った教会は悪魔
と契約した修道女に導かれた
として修道女ベネデッタに
告解を求めるが。。。
理不尽な中世魔女裁判からキリスト教へ
一言も二言も申し上げてる
教会の幹部的な神父は下衆な匂い漂い
あくまでも無言を貫くベネデッタには
神聖な匂いが。どれだけ酷い仕打ちを受
けても聖なるモノは美しいというラスト
であります
自殺した神父の弟が教会を訪ねるところ
から始まり。この弟は神父ではなさそう
なので短い滞在中に宿泊先の女性と関係
したり宗教映画とは思えないようなのも
ありベネデッタとも。。でこの弟の存在
が異質な空気作ってはいるけれど
さらに異質なのは時間が現代に飛び今や
朽ち果てた元教会に吸血鬼と称する老人
が世捨て人の様に住み付いてる。
建物を買い取りたいというロシア人を連
れて来る役人が(おそらく)弟と二役でそ
の他も神父達がやはり下衆な男を二役で
演じてる
時間戻りのラストで二つの時代が「血」
で繋がるということみたいで私の血の私
は吸血鬼のことみたい。
過去の悪行は現代まで続くということ
みたいな「みたい」ばかりな難解さ
ポスター写真は拷問の一つで川に放り込
まれるベネデッタですが青い世界に包ま
れた彼女が感じたであろう解放感が心に
残る映画でもありました
