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溺れるナイフのkazu1961のレビュー・感想・評価

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
3.4
▪️Film Diary————————————————-
🖋本年鑑賞数 :2021-447
🖋#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋 映画研究家の伊藤弘了さんの書籍に“世界と日本の名作映画111選”があり、そのうちの1本になっていたのでスルーしていた作品ですが鑑賞しました。

🖋確かに評価が分かれるでしょうね。。。特に終盤、クライマックスのフラッシュバックを多用するシーンの解釈などはまさしく観る人の解釈次第ですもんね。原作好きな人なら尚更でしょう。それでも女性監督山戸結希ならでの、エモーショナルな世界観、キラキラする波、火の粉を散らす松明、赤い椿、水中の煌きなどなど瑞々しくパワフルな映像は見どころあり。そして浮雲町こと舞台なった和歌山県新宮市の風景、ごっちゃ混ぜの特徴のある方言を組み合わせた架空の方言など、興味を惹きつける所はいくつもありました。

🖋そして何より現在の若手トップ廃油2人の共演、今や何度も共演している小松菜奈と菅田将暉の輝きのある演技と存在感が本作の見どころの大きなウェイトを占めています。

🖋本作、「別冊フレンド」で長期連載され、10代の少年少女特有の激しい心と心のぶつかり合いを描き、同世代の共感を呼んだジョージ朝倉原作の同名コミックを実写映画化した作品です。小松菜奈と菅田将暉が主演し、和歌山県新宮市ほか熊野地域の大自然を舞台に、甘酸っぱくも切ない恋愛模様が展開していきます。ジャニーズWESTの重岡大毅、上白石萌音が共演。女性監督・山戸結希がメガホンをとっています。

😌物語は。。。
15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽はコウと呼ばれる少年・長谷川航一朗と出逢います。傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめます。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きてしまいます。傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのでしょうか。未来への一歩を踏み出すために、いま、ふたりがくだす決断とは。。。

▪️Database————————————————-
🎥邦題 :『溺れるナイフ』
原題(英題):※※※
🎥製作国 :日本
🎥初公開 :2016
日本公開 :2016/11/05
🎥上映時間 :111分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):山戸結希
脚本 :井土紀州、山戸結希
原作 :ジョージ朝倉
音楽 :坂本秀一
出演(声優):小松菜奈 、菅田将暉 、重岡大毅、上白石萌音 、志磨遼平、斉藤陽一郎 、市川実和子 、嶺豪一 、堀内正美 、ミッキー・カーチス

▪️Overview (映画. comより)———————
映画化された「ピース オブ ケイク」でも知られる漫画家・ジョージ朝倉の同名少女コミックを実写映画化した青春ラブストーリー。東京で雑誌モデルをしていた少女・夏芽は、父親の故郷である田舎町・浮雲町に引っ越すことに。自分が求めていたものと大きくかけ離れた田舎での生活にがっかりする夏芽だったが、地元一帯を取り仕切る神主一族の跡取り息子コウと出会い、彼の持つ不思議な魅力に心を奪われる。そしてコウもまた、この町では異質な夏芽の美しさに次第に惹かれていく。「あの娘が海辺で踊ってる」「5つ数えれば君の夢」など少女の過剰な自意識を描いた作品で注目を集めてきた新鋭女性監督・山戸結希がメガホンをとり、「MOON CHILD」の井土紀州が共同脚本。キャストには夏芽役に小松菜奈、コウ役に菅田将暉と旬の若手俳優が揃った。
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