貧家ピー

ルームの貧家ピーのネタバレレビュー・内容・結末

ルーム(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

母親役のブリ―・ラーソンも去ることながら、ジャック役も素晴らしかった。7年間の拉致・監禁生活からの脱出。
前半の”ルーム”のシーンは、圧迫感と緊張感で息が詰まりそう。
脱出後にジャックが見上げた青空が印象的。初めて触れた世界、どんな気持ちで見ていたのだろう。
脱出シーンがクライマックスと思っていたが、解放後も簡単には幸せを掴むことができない。犯人の子供であるジャックを受け入れることができない父親、子供のための選択だったのかと迫るマスコミのインタビュー、母娘の確執。犯人が悪いだけなのに、苦しむ家族たち。後半部分には、親子とは、生きるとは、色々と考えさせられた
良くない母親ね、という呟きに、でもママだよ、って返すシーンは良かったなあ。
貧家ピー

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