Nove

レディ・バードのNoveのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.6
高校生の悩みは多い。
サンフランシスコからほど遠い地方都市サクラメントに住む自称レディ・バードの学園物語。
厳格な母親によってカトリック系の高校に入ってしまったが故に悩みも多い。
窮屈な日常は耐え難く、NYの大学に行く計画を練っている。
母親にはもちろん内緒で、優しい父親は理解があるが失業中の身。
裕福な家庭の同級生との差も意識しながらも、優等生ではなく、あまり勉強にも身が入らない。
等身大の揺れ動く高校生の気持ちを、背伸びをせずに自然体で観せていく。
邦画では、地方都市の女子高生の青春ものはよくあるテーマだが、やはりアメリカの地方都市とは随分違う。
それでも少し大人になってみると、母親が言っていたことが分かってくる。
それは、どこの国でも同じこと。
親の気持ちが分かってきたら、随分成長出来たかな。
Nove

Nove