こーたろー

天空の城ラピュタのこーたろーのレビュー・感想・評価

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
4.5
再鑑賞したから記録。
最高の冒険譚。

ずっと謎に見たことがなくて、1年くらい前に初めて本作を見た。まさに大人も子供も楽しめる作品っていうのが率直な感想で、聞いたことがあるセリフも多くああ!このシーンのここのセリフだったんだ!といった部分がたくさんあって(主にムスカ)とても楽しめた。

特に印象的だったシーンは、家に貼ってあったラピュタの写真を見たシータに対して父親のことを話す場面。シータに伝えた、この写真はお父さんが撮った写真で、本当に実在していることを証明できずに嘘つき呼ばわりされて死んでしまったといった内容のセリフでパズーの人物像がくっきり浮かんでくる。パズーは飛行士(冒険家?)であった父親に憧れていて、その父が見たラピュタの存在を信じているからこそ父親の意志を継いで今もラピュタが実在することを証明することを夢見て過ごしている。そのパズーがラピュタに着いた時に発する「ラピュタは本当にあったんだ。」というセリフには父親の悲願が叶う瞬間でもあり感動させられる。

終わり方もハッピーエンドで最高。
また定期的に見返したい作品。