A子

天空の城ラピュタのA子のネタバレレビュー・内容・結末

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

幼稚園ぶりくらいに観たけど大人になって観ると改めて素敵な映画だなと思った。まず、パズーが男前すぎる。いい男すぎる。気概がありすぎる。炭鉱?の仕事で難しい業務に「やってみます!」と意気込んでうまくやってみせる気概。海賊船のミニ飛行船みたいなやつの操縦のときに見せる気概。シータを守る圧倒的安心感。それだけでなく、シータと出会ったときから自分のベッドに寝かせてあげたり、ご飯を作ってあげたりするサービス精神。絶対小中学生とかそこらの年頃なのに、年下とは思えない良い男っぷりにすごい感心した。で、シータも負けず劣らず良い女。お淑やかで上品だけど、ムスカ達に対して「嫌なことは嫌」と言えるところ。序盤でムスカ含む軍隊の船(ゴリアテ)に捕まっていたが、そこから逃げ出す勇気。海賊船のミニ飛行船に自ら乗りたがる、ちょっと怖いもの知らずででも天真爛漫なところ。超料理上手なところ。ムスカ含む軍隊に捕まったとき、パズーを自由にするために自らを犠牲にする優しさ。全てが素晴らしく、パズーを始め海賊船の男達がメロメロになるのも無理はない。パズーとシータこそがいい男・いい女の代表格なのだと思った。

あと最初の親方と海賊のドーラの息子のうちの一人の筋肉バトルも愉快で好き。

何よりドーラが名言連発しすぎてる。
要所で気概を見せるパズーに対しての「ようやく男になってきたね」、ゴリアテに立ち向かうときの「女は度胸だ」、シータにメロメロな息子達に対して「ああいう子を嫁にしな」など。
というかドーラの息子みんな人種違いすぎてどれだけの男と恋に落ちてきたの、と思った。本当に良いキャラしてる。今までジブリではハウルが一番好きだったけど、ナンバーワンに返り咲いたかもしれない。
A子

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